
PI値とはPurchase Indexの略で、意味は購入指数のことす。レジに1000人通過したときの1000人あたりの平均金額や平均個数を知ることができます。PI値を調べることで個別商品の人気度がわかります。
商品の人気度を知って時期ごとの良く売れる商品を探りましょう。
PI値の計算の仕方
金額のPI値を調べたいときは
調べたい商品の売上金額×1000÷客数です。
例えばその日の客数が2500人として考えてみます。
鮭の売り上げが1日で20000円あったとして、店の1日の客数が2500人だったとすると、鮭の売上20000円×1000÷その日の店の客数2500人で金額のPI値を求めることが出来ます。
答えは
20000×1000÷2500=8000
これで1000人のお客様に対して鮭のPI値は8000になることがわかりました。
これは金額のPI値を求めているので、お客様1000人あたりの鮭の売り上げは8000円だったことがわかります。
PI値の応用
1000人に対して8000円の売り上げなので、4500人のお客様が見込まれる日なら、4500÷1000=4.5なのでPI値の4.5倍の売り上げが見込まれます。
4500人の客数が見込まれる日の鮭の売り上げは8000×4.5で36000円の売り上げが予測されます。
鮭のPI値を知ることで客数2500人の日の鮭の売上が12000円に対し、4500人の日の鮭の売り上げは36000円になることが予測されました。
個数のPI値を調べたいときは
調べたい個別商品の個数×1000÷客数です。
例えばその日の客数が2500人として考えてみます。
鮭の1日の販売数が100あったとして、客数が2500人だったとすると、鮭の販売数100×1000÷客数2500で鮭の個数のPI値が求められます。
鮭の販売個数100×1000÷2500で鮭のPI値は40になります。
これは1000人のお客さんがレジを通られたとき、個数のPI値は40になるので1000人あたり鮭が40品売れたことを意味します。
仮に4500人のお客様がレジを通られるときの計算は、4500÷1000で1000人あたり40品の4.5倍、180品が売れることが予測されます。
PI値は1000人あたりを知る指標なので、個別商品のPI値を調べれば、客数を予測することで当日の販売個数や販売金額が予測できます。
PI値は規模格差をなくす為の指標
複数の店舗で同じ商品の売り上げを調べても、店の規模や企画や地域性によって差がでます。
地域性は別としても複数の店舗が同一規格なら、PI値は店の規模とは関係なく同じ条件で探ることが出来ます。
PI値は1000人あたりを知る指標なので、店の規模による格差はありません。
なぜなら1日に1500人の客数で鮭の売り上げが8000円の店も、3000人の客数で16000円の店でもPI値は同じです。
計算の仕方はこうです。
8000×1000÷1500=5333.3
16000×1000÷3000=5333.3
PI値はどちらも5333.3で、客数1000人あたり5333.3円の売り上げだったことがわかります。
このようにPI値は店の規模格差をなくす為に役立ちます。