
「変えられるのは自分と未来、変えられないのは他人と過去」同じような言葉はいくつもあります。また誰の言葉かと言えば何人もの方が紹介されていてよくわかりません。
私がはじめてこの言葉を聞いたのは、あるスーパーマーケットのセミナーでのことです。
講師がお釈迦様の言葉としてこの言葉を紹介してくれました。
自分は変われる
講師の方が言うには自分を変えるのは今までの自分を否定することに成るので簡単ではないそうです。また無理に変えようとすることはストレスになるそうです。
人は他の動物とは違い未来のために努力することができます。動物は目の前の獲物を捕らえるために努力し、目の前に差し迫った危険を回避するために努力します。人は数日先、数カ月先、数年先を予測して行動することができます。
目の前の仕事に追われているだけでは暗い未来が待つだけです。直ぐに結果がでなくても、数年先を見越して学んでくださいとのことでした。
講師が言うには自分と未来を変えるためにも他店から学んでくださいとのことでした。成功の秘訣は、成功している店の真似をするか、失敗している店の反対をすることだそうです。
良い方向に未来を変えるには学んでください。学ぶという行動を起こしてください。
他人は変えられない
他人を変えるのにお金を積んでも恐怖で脅してもその場限りで相手の本質は変わりません。
自分を変えるのは自分でしかないのです。他人がいくら頑張っても無理なものは無理なのです。だけど話し合いや仕草などで相手の心に鉛筆の芯の先ほどの思いを与えることは出来るそうです。それを他人がどう受け止めるかは相手次第です。どうすることもできません。
たとえば挨拶をして相手から何の反応も帰ってこなかったとします。ある人は腹をたてます。またある人は敬意をもって挨拶をしているので相手から何の返答がなくても腹はたちません。
挨拶は相手からの返答を求める言葉ではなく、自分が相手に対する敬意の言葉だからです。それなのに自分が挨拶をしたのに返事も返さないと相手を正そうとする人がいます。
はっきり言って困難です。
この場合、自分が挨拶の意味を理解して自分自身が変われば腹はたちません。大人になって挨拶も出来ないのは0点かも知れませんが、挨拶が出来ないことを正すのではなく、自分が相手に敬意を注ぎ続けることが大切です。
あとは相手次第です。
他人を変えること何て土台無理なのですから。腹を立てず相手の気づきに期待しましょう。