散る桜

散る桜、残る桜も、散る桜
散る桜、残る桜も、散る桜

「散る桜、残る桜も、散る桜」江戸時代の禅僧、良寛さんの言葉だそうです。じっさい誰の言葉かは存じませんが、私が初めてこの言葉を聞いたのはラジオを聞きいていたときのことです。

車を運転しながらラジオを聞いていると、たまたま神風特別攻撃隊、いわゆる神風特攻隊の手紙が紹介されていました。

神風特別攻撃隊として向かうのですから最後の手紙になるのは確実です。

数多く紹介されていた最後の手紙、その中のひとつに「散る桜、残る桜も、散る桜」という5・7・5音の言葉がありました。

言葉の意味は使う場面や相手によって変わると思います。

これから片道分の燃料で敵の戦艦に体当たり向かう人の最後の言葉が「散る桜、残る桜も、散る桜」、敵の戦艦にも多くの人が乗っていることでしょう。

沈めなければ味方の犠牲者もさらに増えることでしょう。