
刺身1人前の貫数に決まりはありません。業界では1人前70gだと聞いていますが、個人差によって異なります。
刺身がメインそれともおかず
刺身定食や鮨を食べるときの量と、酒の肴にするときでは食べる量に差があります。
スーパーマーケットの鮮魚部門では刺身3人前や5人前などの注文をよくいただきます。また金額を指定されることもあります。その他にもパンフレッドなどが用意されていて、その中から注文を頂くこともあります。
しかし1人どれだけの刺身を食べるのかは、個人の好き嫌いや体格や年代、刺身以外にどれだけの料理や、どんな料理を用意してあるかによって異なります。お歳を召された方なら脂の多い刺身は多くは食べれないでしょうし、中学生や高校生でスポーツ活動をしている人なら、脂っこい刺身でも沢山食べれるでしょう。
スーパーマーケットの刺身1人前の貫数、その答えは有りませんが1人前70gが基本だと聞いています。焼き魚にする魚の切身の重さは約70gが一般的です。
これは焼き魚の切身だけで食事が終わらせるのではなく、他にも食べる物があるので70gと控えめな切り身にしてあるそうです。
仮にハンバーグやステーキなど食事のメインになるような物なら、150g~300gほどの量がスーパーで販売されている一般的な重さになります。
刺身が食事のメインになるような刺身定食や鮨などの場合は、1人前70gでは足りなくなり、個人差はありますが150g~300gほどの刺身が必要になります。
刺身1人前の量は個人差はありますが酒の肴や前菜にときは70g程度で、食事のメインにする場合は150g~300g程度だとスーパーマーケットでは考えています。
生食の魚の切身をなぜ刺身というのでしょう
魚などを適当な大きさに切った物を切り身といいます。
生食用の切身は刺身といいます。
この言葉の違いはどこにあるのでしょうか、なぜ刺身も魚の切身なのに切り身と言わずに刺身と言うのでしょうか、諸説ありますが冷蔵庫がなかった時代、鮮度劣化の早い魚を生食で食べることは出来ませんでした。
一部の魚は鮮度のいいうちに塩漬けにしたり酢漬けにして加熱なしで食べましたが、何もしないで鮮度のいいうちに生食で食べれるのはスズキとタイとヒラメぐらいで、生食用の切り身にしてしまうとその魚がスズキなのかタイなのかヒラメなのか見分けがつきませんでした。
そこで生食用の切り身の間に魚のヒレを刺して魚の種類を分かるようにしました。
この魚の間にヒレが刺してある切り身だったことから、生食で食べる切り身を刺身と呼ぶようになりました。